コートのおじちゃんは思い悩む ―逆襲篇―
某日。
自宅への帰り道のことである。
私が道を歩いていると、前方から犬を連れて散歩する少女が来た。
黒い小型犬は私の前方10メートルほどで足を止め、
その場に座り込んでしまった。
何故かはわからないがジッと私から視線を外さず、
飼い主がリードを引っ張っても一向に動こうとしない。
不審な人間を警戒して身構えている風でもない。

ただ、彼女が愛犬を促す台詞を私は聞き逃さなかった。
「ほら、お兄ちゃんお出かけだね。ほら、もう行くよ」

......鎌倉でおじちゃん呼ばわりされてから1ヶ月余り。

どうやら私はまだ「お兄ちゃん」で大丈夫なようだ。
私は彼女と愛犬に"お兄ちゃん的な"さりげないスマイルを送ると、
足取りも軽く家路についたのであった。

ただ、問題はこの日も同じのコートを着ていたことである。
つまりコートがおじちゃんの原因ではない、ということが推察できる。
服装も髪型もあの時とさして変わっていない。
逆に変わったものを考えた方が早そうだ。
思い当たるものはひとつしかない。
眼鏡をコンタクトにしたことである。

うーん、つまり眼鏡が老けて見える最大の原因だったのかなぁ......
ということを言いたいがために、何となく随筆風に綴ってみました。

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コートのおじちゃんは思い悩む
昨年末、鎌倉にて「おじちゃん」と呼ばれたショックから未だ立ち直れません。

状況から分析するに、多分コートがいけなかったんだと思うんだ。
スーツ用のステンカラーだったから。
当時はオフ用とビジネス用の2着も用意する金がなかったんで、
とりあえずスーツに合わせて買った。

で、コート欲しいなと思って。
先日外出した際に、若者の多い場所で待ち合わせがあったので、
みんな今どんなコートを着てるんだろうと改めて往来を眺めてたわけですよ。

......って誰もコート着てねぇ!Σ(゚Д゚;)

なんだろ、ダウンジャケットつーのか。
ああいうのを着てる男は沢山いるんだよなぁ。
ただ、いかにも丈の長いコートを着ている男は、スーツを除外するとまったく見かけない。
ダウンジャケットのあのモコモコ感や表面の縫い目(と言うのか)はどうも好みじゃないし、
いわゆる「コートっぽいコート」の方が好きなんだけどな、個人的には。

私服に合う良さげなコート知ってたら教えてください。
それともコートを着ること自体が「おじちゃん」なのか......。

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読書感想『神狩り』
具合が悪く夜中に起き出してしまう。
外を見ればしんしんと降り積もる雪。
静寂。
身体がだるいので起き上がる気力もない。
こんな時は無理に寝ることもせず、
布団にこもって本でも読もうかなという気分になった。

そんなわけで、
山田正紀『神狩り』(ハヤカワ文庫)読了。

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鬱と低気圧
昨日から異様なほど身体がだるい。
頭はモヤがかかったみたいにぼんやりしているし、
四肢はゲル化したようなドロリとした重さがある。
また、体調が悪いときによくなるのですが、
右目がずっと二重のまま戻らない。
かといって風邪の症状みたいなものはまったくない。

やはり低気圧の影響かのう。
冬将軍がんばりすぎ。自重しろ。

前の病院で鬱と低気圧について指摘されたことはあるけど、
実際のところあまり信用していない。
天気が悪くなっただけでみんな鬱になってたら、
台風が来るたびに日本経済は破綻しとるがな。
(少なくとも今破綻寸前じゃねーかという話は置いといて)

ただ、神経痛のお婆ちゃんが
「こういう日は骨が痛むわい......」
と言ってたりするのはなんか信用してしまう。
あれは天気が悪いという気分的なものだけではなくて、
「低気圧で体内の水分に変化が生じた結果として痛むのではないか」
という説を前に読んだことがある。
人間といっても水の詰まった袋だものねぇ。
そう考えると脳内の伝達物質が影響を受けてもおかしくないような気もする。

ともかく。
この気圧センサーを短所ではなく長所として社会に貢献するならば、
やはり俺は天候を占うシャーマンにでもなるべきだったんだ。
そんで春ちゃんと一緒に気象予報したい。


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読書感想『君はフィクション』
中島らも『君はフィクション』読了。

たまたま財布の中に図書券が残っているのを見つけ、
たまたま本屋に入ったらこの本が置いてあるのを見つけ、
たまたま本屋の隣に喫茶店があったので読むことにした。

「そうか、まだ未読の中島らもがあったんだな」
などとページをめくってみたら......

がっかり。

『白いメリーさん』『人体模型の夜』あたりの短編小説は
今でも読み返すほど面白いのになぁ。
そういうのが好きだった自分から見ると、
この本からは何の感情も動かされない。

何だろう、全体的にオチがしょっぱい。
「山紫館の怪」「コルトナの亡霊」は、
どういう展開になるのかとワクワクしたらあの尻すぼみ。
「バッド・チューニング」は何年前の話だよと思わせるほど古臭い発想。
あとは
「小説を書いてみたいけれど小説が書けない高校生が、
 なんとなくお話っぽいものを書いてみました」
的な匂いのするものが2つほどあった気がするけど良く覚えてない。
「DECO-CHIN」はそれなりに面白かったけれど、
あれだってフリークスの歌詞はまた流用してる。

とにかく本書の感想を一言で表すならば、
「がっかり」
これに尽きる。


今日、amazonから山田正紀の『神狩り』が届いた。
機神兵団を書いた人ということくらいしか知らないんだけど、
この『神狩り』はデビュー作にして最高傑作である、らしい。
口直しに読もう。


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